まだまだ厳しい寒さが続きますが、暦の上ではもうすぐ春。「早く桜が見たい!」「長い冬に飽きてしまった」と感じている方も多いのではないでしょうか?
そんな方におすすめなのが、ソメイヨシノよりも一足早く、2月上旬頃から見頃を迎える早咲きの桜「河津桜(カワヅザクラ)」です。
鮮やかな濃いピンク色が特徴の河津桜といえば静岡県の伊豆が有名ですが、実は遠出をしなくても、関東や関西など全国各地に絶景スポットが存在します。
そこで今回は、発祥の地である静岡の聖地はもちろん、都心から日帰りで行けるアクセスの良い公園や、西日本の穴場まで、全国の河津桜のおすすめ名所を15選厳選してご紹介します。
青空に映えるピンク色のトンネルをくぐり、ひと足早い春の訪れを感じに出かけませんか?
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河津桜(カワヅザクラ)とは?ソメイヨシノとの違いや見頃の時期

日本の春といえば桜ですが、その中でも一足早く春の訪れを告げるのが「河津桜(カワヅザクラ)」です。
静岡県賀茂郡河津町で発見された早咲きの桜で、オオシマザクラとカンヒザクラの自然交配種と考えられています。
日本で最も多く見られる「ソメイヨシノ」との最大の違いは、その鮮やかな色合いと開花時期です。
ソメイヨシノが淡いピンク色であるのに対し、河津桜は非常に濃いピンク色の大きな花弁が特徴です。写真映えも抜群で、抜けるような青空や菜の花の黄色とのコントラストは絶景そのものです。
また、見頃の時期は地域にもよりますが、例年2月上旬から3月上旬にかけて満開を迎えます。開花期間が非常に長いのも魅力の一つで、ソメイヨシノがあっという間に散ってしまうのに対し、河津桜は咲き始めから約1ヶ月間にわたって長くお花見を楽しむことができます。
【発祥の地・静岡】圧倒的スケール!絶対に外せない河津桜の名所3選
河津桜を楽しむなら、やはり発祥の地である静岡県伊豆エリアは外せません。圧倒的な本数と規模を誇る、聖地とも呼べる3つのスポットをご紹介します。
1. 河津川沿い(静岡県賀茂郡河津町)

河津桜発祥の地、河津町を流れる河津川沿いには、約4kmにわたって約850本もの桜並木が続きます。毎年開催される「河津桜まつり」には全国から多くの観光客が訪れ、その規模と美しさはまさに圧巻です。
川沿いを埋め尽くす濃いピンク色のトンネルは必見。期間中は夜間ライトアップも行われ、幻想的な夜桜を楽しむこともできます。
2. みなみの桜と菜の花まつり(静岡県賀茂郡南伊豆町)

伊豆半島の最南端、南伊豆町の下賀茂温泉周辺を流れる青野川沿いも屈指の名所です。ここの最大の特徴は、「河津桜のピンク」と「菜の花の黄色」の鮮やかなコントラストです。
土手には一面の菜の花が咲き誇り、春の色彩を一度に満喫できます。河津町に比べると比較的ゆったりと散策できるため、落ち着いて写真を撮りたい方にもおすすめです。
3. 東伊豆クロスカントリーコース(静岡県賀茂郡東伊豆町)

稲取温泉の高台にあるこのコースは、知る人ぞ知る絶景スポットです。広大な敷地に植えられた河津桜のトンネルをくぐりながら散策が楽しめます。
高台に位置しているため、眼下に広がる相模湾や伊豆七島の絶景と桜を同時に眺めることができるのが大きな魅力。開放感あふれるロケーションで、爽快なお花見を楽しみたい方にぴったりです。
【関東】都心から日帰り可能!アクセス抜群の河津桜の名所6選
静岡まで行く時間がなくても大丈夫です。関東エリアにも、電車や車で気軽にアクセスできる素晴らしい河津桜の名所が点在しています。
4. 三浦海岸(神奈川県三浦市)

京急久里浜線「三浦海岸駅」から小松ヶ池公園までの沿線約1kmに、約1,000本の河津桜が咲き誇ります。
ここの魅力は、「京急電車」と「河津桜」のコラボレーション写真が撮れること。線路沿いに咲く桜と赤い電車の構図は鉄道ファンならずとも必見です。また、駅前の河津桜も非常に見応えがあります。
5. 西平畑公園・松田山ハーブガーデン(神奈川県足柄上郡松田町)

東名高速大井松田ICからすぐの松田山にある公園です。ここでは「まつだ桜まつり」が開催され、山の斜面をピンク色に染め上げます。
最大の見どころは、「富士山」と「河津桜」の絶景共演です。晴れた日には、雪化粧をした富士山をバックに濃いピンクの桜が映え、まさに日本の春を象徴する風景に出会えます。
6. 佐久間ダム湖親水公園(千葉県安房郡鋸南町)

千葉県の房総半島にある鋸南町は、「頼朝桜(よりともざくら)」の愛称で親しまれる河津桜の名所です。
佐久間ダム湖の周囲約2.4kmの遊歩道沿いに桜が咲き、ダム湖の水面に映る桜もしっとりとした美しさがあります。比較的混雑が緩やかで、のんびりとピクニックを楽しみたい方におすすめです。
7. 旧中川(東京都江戸川区・江東区)

都内で河津桜を見るなら、まずはここ。総武線「平井駅」から徒歩圏内の旧中川沿いは、近年SNSでも話題のスポットです。
ここでは、「東京スカイツリー」と「河津桜」を一枚の写真に収めることができます。都会的なランドマークと自然の美しさが融合した、東京ならではのお花見スポットです。
8. 木場公園・大横川沿い(東京都江東区)

木場公園の東側を流れる大横川沿い(東陽5丁目付近〜茂森橋)には、並木道のように河津桜が植えられています。
水辺の遊歩道が整備されており、ベビーカーでの散歩やジョギングをしながらのお花見に最適です。都心にいながら静かな時間を過ごせる、貴重な癒やしスポットと言えるでしょう。
9. 三郷公園(埼玉県三郷市)

「小合溜井(こあいためい)」という遊水池に沿って広がる広大な県立公園です。
水元公園の対岸に位置し、園内には約50本の河津桜並木があります。大型遊具や広場が充実しているため、小さなお子様連れのファミリーが、遊びのついでに春の訪れを感じるのに絶好の場所です。
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10. 淀水路(京都府京都市)

京都市伏見区にある淀水路は、京都でいち早く桜を楽しめるスポットとして近年人気急上昇中です。約1.1kmの水路沿いに約200本の河津桜が植えられています。
地元住民の方々によって大切に育てられており、満開時には水面を覆うように咲き誇るピンク色の景色が見事です。京阪電車「淀駅」から徒歩10分とアクセスも良好です。
11. 花博記念公園鶴見緑地(大阪府大阪市)

大阪市内で河津桜を見るならここ。広大な園内の一角に河津桜の並木があります。
品種によっては早咲きの「オカメザクラ」や「ヨウコウザクラ」なども植えられており、長い期間にわたってリレー形式でお花見を楽しめるのが魅力。園内には風車や日本庭園もあり、一日中遊べるスポットです。
12. 笠松河津桜ロード(三重県松阪市)

三重県松阪市の笠松町を流れる農業用水路沿いに、約1.5kmにわたって約350本の河津桜が並びます。
地元の方々の手によって植樹された「手作りの名所」ですが、成長した桜が水路を覆い、まるで桜のトンネルのような光景を作り出します。静かな田園風景の中で、ゆったりと春を感じることができます。
13. なばなの里(三重県桑名市)

イルミネーションで有名な「なばなの里」ですが、春の花まつりも必見です。ここでは約300本の河津桜が楽しめます。
最大の特徴は、同時期に見頃を迎える「しだれ梅」との共演です。夜にはライトアップも行われ、梅と桜が競演する艶やかな夜の絶景は、ここならではの贅沢な体験です。
14. 冠山総合公園(山口県光市)

「日本の歴史公園100選」にも選ばれている風光明媚な公園です。園内の「梅の里」周辺に河津桜が植えられています。
小高い丘にあるため、瀬戸内海を一望できるロケーションが最高です。青い海と空、そして濃いピンク色の桜のコントラストは、西日本屈指のフォトスポットと言えるでしょう。
15. 四浦半島の河津桜(大分県津久見市)

大分県の四浦(ようら)半島は、九州で最大級の河津桜の名所です。半島全体に約4,600本以上もの桜が咲き誇ります。
海岸沿いのくねくねとした道をドライブしながら、各所に点在する桜を楽しむスタイルがおすすめ。天気の良い日には、豊後水道の澄んだ青色をバックに鮮やかな桜が映え、春のドライブコースとして最適です。
まだ寒い時期だからこそ注意!河津桜のお花見を楽しむポイント

河津桜が見頃を迎える2月〜3月上旬は、暦の上では春ですが、気温はまだまだ低い時期です。快適にお花見を楽しむために、事前に押さえておきたいポイントをまとめました。
服装は防寒対策を万全に
写真で見るとポカポカ陽気に見えますが、実際の空気は冬そのものです。特に河川敷や海沿いのスポットは風が強く、体感温度が下がります。
春らしい薄手のコートではなく、ダウンジャケットやマフラー、カイロなどの冬の装備で出かけることを強くおすすめします。特に夜桜鑑賞を予定している場合は、真冬並みの防寒対策が必要です。
開花情報は公式サイトやSNSでリアルタイムにチェック
河津桜は気温の変化に敏感で、その年の気候によって開花時期が前後します。「昨年はこの時期に満開だったから」といって行ってみたら、まだ蕾だったということも少なくありません。
各観光協会の公式サイトや、X(旧Twitter)やInstagramでのリアルタイム検索を活用し、直近の開花状況を確認してから出かけましょう。
混雑回避なら早朝のアクセスがおすすめ
本場の伊豆・河津町をはじめ、人気のスポットは期間中の土日は大変混雑します。道路の渋滞や駐車場の満車を避けるには、朝8時〜9時頃までに現地に到着するのが鉄則です。
早朝は空気が澄んでおり、朝日を浴びた桜は格別に美しいものです。人も少なく、写真撮影もスムーズに行えるため、少し早起きをして出かけてみてはいかがでしょうか。
一足早い春を感じに全国の河津桜スポットへ出かけよう

濃いピンク色が特徴の河津桜は、寒さの残る季節に心を温めてくれる特別な存在です。
発祥の地である静岡はもちろん、関東や関西、西日本にも魅力的なスポットがたくさんあります。ソメイヨシノよりも開花期間が長いため、焦らず計画を立てられるのも嬉しいポイントです。
ぜひ今年の春は、一足早い「春の絶景」を探しに、河津桜の名所へ足を運んでみてください。