満開の桜と弘前城

桜・お花見コラム

ゴールデンウィークでも桜は楽しめる?GWに見頃を迎える桜スポット7選

桜といえば3月下旬〜4月上旬に見頃を迎えるイメージがありますが、実はゴールデンウィーク(GW)の時期にちょうど満開を迎えるスポットが日本各地に存在します。特に東北地方や北海道では、桜前線の到達が4月中旬〜5月上旬になるため、GWの旅行先としてお花見を組み込むことが十分に可能です。

2026年は全国的に桜の開花が平年より早い傾向にあり、北海道でも例年より1週間ほど前倒しで進んでいます。札幌では4月下旬に開花する見込みで、GW前半と桜の見頃が重なりやすくなっています。東北各地でも4月中旬には満開を迎えるスポットが多く、八重桜や遅咲き品種まで含めるとGW期間中も花を楽しめるところが少なくありません。

この記事では、GWのお出かけ先として桜が楽しめる全国の名所を7か所厳選しました。旅行の計画を立てる際の参考にしてみてください。なお、桜の開花時期はその年の気象条件で変動するため、お出かけ前に各スポットの最新開花状況を確認することをおすすめします。

なぜGWに桜が楽しめるの?桜前線と見頃の仕組み

日本の桜前線は、九州・四国から始まり、関東、北陸、東北、北海道へと約2か月かけて北上していきます。関東では3月下旬〜4月上旬に見頃を迎えますが、東北地方では4月中旬〜下旬、北海道ではさらに遅れて4月下旬〜5月上旬にかけて満開となるのが一般的です。

また、同じ地域でも桜の品種によって開花のタイミングは異なります。ソメイヨシノが散った後に、八重桜やシダレザクラ、カスミザクラといった遅咲きの品種が次々と開花していくため、品種のバリエーションが豊富な公園では長い期間にわたってお花見が可能です。こうした「桜のリレー」が楽しめるスポットは、GWのお出かけ先として特に魅力的です。

GWに見頃を迎えるおすすめ桜スポット7選

ここからは、ゴールデンウィークの時期に桜の見頃が期待できるスポットを紹介していきます。それぞれの例年の見頃時期やアクセス情報もまとめていますので、旅行プランの参考にしてください。

1. 弘前公園(青森県弘前市)

弘前公園の桜と花筏
「日本三大桜名所」のひとつに数えられる弘前公園は、GW時期の桜スポットとして全国的に知名度が高い場所です。園内にはソメイヨシノを中心に約52品種・約2,600本の桜が植えられており、りんごの剪定技術を応用した独自の管理方法によって、ひとつの花芽から4〜5輪もの花を咲かせるボリューム感のある桜が特徴です。

ソメイヨシノの見頃はGW前半に重なることが多く、その後は八重桜へとバトンが渡されるため、GW期間中を通して桜を楽しめます。また、散り際に外濠の水面を花びらが埋め尽くす「花筏(はないかだ)」は弘前ならではの絶景として知られています。

所在地 青森県弘前市下白銀町1
例年の見頃 4月下旬〜5月上旬
2026年さくらまつり 2026年4月10日(金)〜5月5日(火・祝)
桜の本数 約52品種・約2,600本
ライトアップ あり(まつり期間中)
アクセス JR奥羽本線「弘前駅」からバスで約15分

※2026年は弘前城天守の曳き戻し工事のため、天守内部の見学はできません。お出かけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

2. 角館・桧木内川堤(秋田県仙北市)

角館のシダレザクラ
「みちのくの小京都」と呼ばれる角館は、武家屋敷通りのシダレザクラと、桧木内川堤のソメイヨシノという2つの異なる桜景色を一度に楽しめるスポットです。桧木内川沿いの約2kmにわたるソメイヨシノの桜並木は、1934年に当時の皇太子ご誕生を記念して植樹されたもので、ピンク色の桜のトンネルをゆっくり散策できます。

例年の見頃は4月下旬〜5月上旬で、GW期間中にちょうど満開を迎えるケースが多いです。JR角館駅から徒歩圏内で回れるのもうれしいポイントで、武家屋敷通りから桧木内川堤へと続く王道ルートは毎年多くの観光客で賑わいます。

所在地 秋田県仙北市角館町
例年の見頃 4月下旬〜5月上旬
2026年角館の桜まつり 2026年4月15日(水)〜5月5日(火・祝)
ライトアップ 武家屋敷通り 17:30〜22:00頃 / 桧木内川堤 17:30〜24:00頃
アクセス JR「角館駅」から武家屋敷通りまで徒歩約15〜20分

3. 五稜郭公園(北海道函館市)

五稜郭公園の桜
函館市のシンボルとも言える五稜郭は、星形の西洋式城郭を約1,500本のソメイヨシノが彩る北海道屈指の桜スポットです。地上からの散策はもちろん、隣接する五稜郭タワー(高さ107m)の展望台から見下ろすと、星型の城郭がピンク色に縁取られた光景を一望できます。この「空からのお花見」は他のスポットではなかなか味わえない体験です。

函館の桜は近年、4月中旬に最盛期を迎えることも増えてきましたが、例年はGW前後に満開となることが多い傾向にあります。2026年のGW期間中(4月29日〜5月6日)は、五稜郭タワーの営業時間が8:00〜19:00に延長される予定です。

所在地 北海道函館市五稜郭町44
例年の見頃 4月下旬〜5月上旬
桜の本数 約1,500本(ソメイヨシノ中心)
2026年花見期間 2026年4月21日(火)〜5月6日(水)※函館市発表
ライトアップ あり(開花期間中、電飾実施)
アクセス 市電「五稜郭公園前」下車、徒歩約15分

4. 松前公園(北海道松前町)

松前公園の桜
北海道最南端の城下町・松前にある松前公園は、約250品種・1万本もの桜が植えられた全国でも有数の桜の名所です。「日本さくら名所100選」にも選ばれており、早咲きから遅咲きまで多彩な品種が約1か月にわたって次々と開花する「桜のリレー」が最大の魅力です。

園内の約8割がヤエザクラで構成されており、ソメイヨシノが終わった後もさまざまな色・形の桜を楽しめます。松前城(福山城)の天守閣と桜のコラボレーションは、北海道では珍しい江戸情緒あふれる風景です。樹齢300年以上と伝わる光善寺の「血脈桜」など、園内外に点在する「三大名木」も見どころのひとつ。

所在地 北海道松前郡松前町字松城
例年の見頃 4月下旬〜5月中旬
2026年松前さくらまつり 2026年4月18日(土)〜5月10日(日)
桜の本数 約250品種・約1万本
ライトアップ 日没〜21:00(桜専用LEDによる照明)
アクセス JR木古内駅からバスで約90分「松城」下車、徒歩約7分

※函館市内から車で約2時間かかるため、五稜郭公園と合わせて道南の桜巡りを計画するのがおすすめです。

5. 北上展勝地(岩手県北上市)

北上展勝地の桜
北上川の河畔に広がる北上展勝地は、「さくらの名所100選」「みちのく三大桜名所」に数えられる東北有数の桜スポットです。珊瑚橋のたもとから約2kmにわたってソメイヨシノの桜並木が続き、樹齢100年を超える古木が作り出すトンネルのような景観は圧巻です。

園内全体では約150種・約1万本の桜があるとされ、ソメイヨシノの後もベニヤマザクラやカスミザクラが5月上旬まで咲き続けます。さくらまつり期間中は北上川上空にこいのぼりが泳ぎ、桜並木を観光馬車が走る光景も名物です。夜のライトアップも行われ、川面に映る夜桜の美しさには定評があります。

所在地 岩手県北上市立花
例年の見頃 4月中旬〜4月下旬(遅咲き品種は5月上旬まで)
2026年さくらまつり 2026年4月10日(金)〜4月29日(祝)
桜の本数 約150種・約1万本
ライトアップ あり(開花に合わせて実施)
アクセス JR北上駅から徒歩約20分、または東北自動車道 北上江釣子ICから車で約15分

※2026年は渡し舟・観光遊覧船の運航が中止となっています。最新情報は北上観光コンベンション協会のサイトでご確認ください。

6. 芦野公園(青森県五所川原市)

芦野公園の桜
青森県五所川原市にある芦野池沼群県立自然公園(芦野公園)は、「日本のさくら名所100選」に選ばれている桜の名所です。約1,500本の桜がGWの時期にちょうど見頃を迎え、園内を走る津軽鉄道が満開の桜の中を駆け抜ける姿は、鉄道ファンや写真愛好家にも人気の光景です。

津軽鉄道「芦野公園」駅のすぐ近くが公園入口というアクセスの良さも魅力。桜のトンネルの中を列車がくぐり抜けるシーンは、ここでしか見られない風物詩です。

所在地 青森県五所川原市金木町芦野84-170
例年の見頃 4月下旬〜5月上旬
2026年金木桜まつり 2026年4月23日(木)〜4月29日(水・祝)
桜の本数 約1,500本
ライトアップ 18:00〜21:00
アクセス 津軽鉄道「芦野公園」駅より徒歩すぐ

7. 会津鶴ヶ城(福島県会津若松市)

会津鶴ヶ城(鶴ヶ城公園)の桜
「日本さくら名所100選」に選ばれている会津鶴ヶ城(鶴ヶ城公園)は、日本国内で唯一の赤瓦天守閣と桜の共演が楽しめるスポットです。ソメイヨシノを中心に約1,000本の桜が咲き誇り、お城と桜の組み合わせは東北を代表する春の風景のひとつです。

ソメイヨシノの見頃は4月中旬〜下旬がピークですが、さくらまつりの期間はGW明けの5月6日まで設定されており、遅咲きの品種やライトアップも含めてGW中も楽しめます。東日本最大級の規模とされる桜のライトアップは、日没から21:30まで実施される予定です。

所在地 福島県会津若松市追手町1-1
例年の見頃 4月中旬〜4月下旬
2026年鶴ヶ城さくらまつり 2026年4月1日(水)〜5月6日(水・振替休日)
桜の本数 約1,000本
ライトアップ 日没〜21:30(桜の開花期間終了後は21:00まで)
アクセス JR磐越西線「会津若松駅」からまちなか周遊バス「鶴ヶ城入口」下車、徒歩約5分

GWに桜を楽しむスポットの比較一覧

7つのスポットの見頃時期とおもな特徴を一覧表にまとめました。旅行先選びの参考にしてください。

スポット名 所在地 例年の見頃 おもな特徴
弘前公園 青森県 4月下旬〜5月上旬 花筏・日本三大桜名所・約2,600本
角館・桧木内川堤 秋田県 4月下旬〜5月上旬 武家屋敷×シダレザクラ・2kmの桜トンネル
五稜郭公園 北海道函館市 4月下旬〜5月上旬 タワーから見下ろす星形の桜・約1,500本
松前公園 北海道松前町 4月下旬〜5月中旬 約250品種1万本の桜リレー・城郭との共演
北上展勝地 岩手県 4月中旬〜4月下旬 みちのく三大桜名所・2kmの桜並木
芦野公園 青森県 4月下旬〜5月上旬 津軽鉄道×桜トンネル・名所100選
会津鶴ヶ城 福島県 4月中旬〜4月下旬 赤瓦天守と桜・東日本最大級のライトアップ

GWのお花見をもっと楽しむためのポイント

開花状況は直前にチェックする

桜の見頃は気温の変化に大きく左右されます。特に2026年のように全国的に開花が早まっている年は、例年の見頃時期がそのまま当てはまらないこともあります。出発の数日前に各スポットの公式サイトやウェザーニュース・日本気象協会の開花予想を確認しておくと、見頃を外しにくくなります。

宿泊・交通の予約は早めに

弘前や角館、函館といった人気エリアは、GWの桜シーズンに宿泊施設が非常に混み合います。特に満開予想時期と重なる週末は、1か月以上前から予約が埋まることも珍しくありません。旅程が決まったら早めの手配がおすすめです。

防寒対策を忘れずに

東北や北海道は、GW期間中でも朝晩の気温が一桁台まで下がることがあります。日中は15℃前後で快適でも、夜桜のライトアップを楽しむ場合は冬用のアウターが必要になることも。重ね着できる服装を準備しておくと安心です。

散り際の美しさも楽しむ

桜のベストタイミングは満開だけではありません。散り始めの花吹雪や、弘前公園の花筏、五稜郭公園で堀の水面に浮かぶ花びらなど、散り際ならではの風情を楽しめるのもGWの遅めの桜スポットの醍醐味です。満開を少し過ぎてしまったとしても、十分に見応えのある桜景色に出会えます。

まとめ

ゴールデンウィークの桜スポットは、東北〜北海道に集中しています。ソメイヨシノの見頃はGW前半に重なることが多く、八重桜や遅咲き品種まで含めるとGW後半まで楽しめるスポットも少なくありません。弘前公園の花筏、五稜郭の「空からの花見」、松前公園の250品種の桜リレーなど、各スポットにはそこでしか味わえない個性があります。

2026年は全国的に開花が早い傾向にあるため、通常よりやや前倒しで計画を立てるのがポイントです。お出かけ前には必ず最新の開花情報をチェックして、GWならではの遅咲き桜を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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